波動シグナル研究所です。

「ポジションを持ったまま寝たら、翌朝の口座にスワップというマイナスが付いていて驚きました」

「スワップポイントで毎日お金がもらえると聞いたのですが、本当にそんなにうまくいくものなのでしょうか」

スワップポイントは、ポジションを翌日に持ち越したときに初めて意識することが多いお金です。
この記事では、なぜ受け払いが起きるのか、どちらの向きになるのか、いつ付くのかという仕組みと、知っておきたい注意点を順番に整理します。

スワップポイントとは

この記事でわかること。1 スワップポイントは金利差をもとに受け払いされるお金、2 受け取りになるか支払いになるかの向き、3 付くタイミングと、為替の値動きと比べた大きさ。
スワップは、金利差を日割りで受け払いする仕組み

結論から言います。

スワップポイントとは、2つの通貨の金利差をもとに、ポジションを翌日に持ち越すたびに受け払いされるお金のことです。
FXでは1つの通貨を買うと同時にもう1つの通貨を売っているので、その2つの金利の差が、日ごとに口座で調整されます。

たとえるなら、金利の高い通貨を預金しながら、金利の低い通貨を借りているような状態です。
預けているほうの利息が借りているほうの利息より多ければ差額を受け取り、反対なら差額を支払うことになります。

受け取りと支払いの向き

金利の高い通貨を買って金利の低い通貨を売るとスワップは受け取りになり、反対に金利の高い通貨を売って金利の低い通貨を買うと支払いになることを、上下2段で示した図。
金利の高い通貨を買う側が受け取り、売る側が支払い

金利の高い通貨を買って低い通貨を売れば受け取り、その反対なら支払いになるのが基本です。
同じ通貨ペアでも、買いで持つか売りで持つかによって、スワップの向きは逆になります。

ただし、受け取る額と支払う額が同じとは限らず、支払いのほうが受け取りより大きく設定されていることもよくあります。
また、2つの国の金利が変われば金額も変わり、金利差が縮んだり逆転したりすると、受け取りだったものが支払いに変わることもあります。

スワップが付くタイミング

1日の区切りとなる時刻をまたいでポジションを持ち越すと1日分のスワップが付き、その前に決済すれば付かないこと、土日の分は特定の曜日にまとめて付くことを、時間の流れで示した図。
1日の区切りの時刻をまたぐと、1日分が付く

スワップは、1日の区切りとなる時刻をまたいでポジションを持ち越したときに付きます。
多くの口座では日本時間の早朝がこの区切りで、それより前に決済すれば、その日のスワップは発生しません。

土日など市場が休みの日の分は、平日の特定の曜日にまとめて付けるのが一般的です。
その曜日だけ数日分が一度に動くので、何曜日に何日分が付くのかは、自分の口座の説明で一度確かめておくと安心です。

FXの取引の仕組み全体の中で、スワップがどこに位置づくのかは、FXの基礎知識まとめで整理しています。

値動きと比べた大きさ

仮に1万通貨で1日100円のスワップが30日続いた場合の合計約3,000円と、為替レートが30銭動いたときに1万通貨で生まれる3,000円の損益を、同じ長さの棒で比べた計算例。
1か月分のスワップは、30銭の値動きで帳消しになりうる

スワップの金額は、為替そのものの値動きにくらべると、思っているよりずっと小さなものです。
たとえば仮に1万通貨で1日100円のスワップが付くとしても、30日持ち続けて約3,000円で、これは為替レートが30銭動いたときの損益と同じ大きさです。

つまり、1か月かけて受け取ったスワップが、レートの小さな逆行で簡単に帳消しになることも十分にありえます。
スワップは仕組みとして理解しておくお金であり、それだけを目当てにポジションを持ち続ける理由にはならない、と考えておくのが落ち着いた見方です。

⚠️ 注意スワップの金額や付く曜日・時刻は、口座や通貨ペアごとに異なり、金利の動きによって日々変わります。本記事は仕組みを学ぶための整理であり、特定の通貨や取引をすすめるものではありません。
📋 まとめスワップポイントは、2つの通貨の金利差をもとに、ポジションを翌日に持ち越すたびに受け払いされるお金です。金利の高い通貨を買う側が受け取り、売る側が支払いになるのが基本で、1日の区切りの時刻をまたぐと付きます。為替の値動きにくらべると小さな金額なので、仕組みとして理解しておきましょう。