「FXの勉強をしようと検索したのに、サイトごとに言うことが違って、何を信じればいいのか分からなくなった」——そんな経験はありませんか。勝率の数字も手法の解説もバラバラで、調べるほど迷子になってしまいます。実はこれ、読者の調べ方が悪いのではなく、情報の仕組み上そうなるのが自然なのです。
この記事では、波動シグナル研究所が「研究レポート」をどんな方針で作っていくのかを、先にすべて開示します。データの集め方、検証の作法、そして私たちの立場まで開示します。レポートを読む前の「取扱説明書」としてご覧ください。
ネットのFX情報は「又聞きの又聞き」でできている
学校の伝言ゲームを思い出してみてください。最初の人の言葉が、5人目に届くころには別の話に変わっている——あれと同じことが、ネットのFX情報でも起きています。誰かの本の要約をブログがまとめ、それを動画が引用し、さらにSNSが切り取ります。元のデータにたどり着けないまま、結論だけが独り歩きしていきます。
自分で観察したり集めたりした「元のデータ」のことを、研究の世界では一次データと呼びます。FXの情報でこの一次データが添えられているものは、驚くほど少ないのが実情です。「勝率7割の手法」と言われても、何回のトレードで、どの期間・どの通貨ペアで測った7割なのかが書かれていないことがほとんどです。
当研究所の3つのデータ源
そこで当研究所では、レポートの土台になるデータを、次の3つのルートで自分たちの手で集めることにしています。
① 実際のチャート検証とトレード記録
過去のチャートを1枚ずつさかのぼり、「この形が出たあと、実際どう動いたか」を手作業で数えていきます。あわせて、実際のトレード記録も検証材料にします。テクニカル分析の教科書で扱う手法の解説も、この地道な数え上げが土台になっています。
② バックテスト
「過去10年分の天気データで、朝の雲の形から傘を持つか決めるルールを試してみる」——これをFXでやったものが、バックテストと呼ばれる検証方法です。売買ルールを過去の値動きに当てはめて、もし機械的に続けていたら成績がどうなっていたかを計算します。FXの手法・トレード戦略の全体像で紹介する手法も、可能な限りこの形で数字を確かめていきます。
③ トレーダーへのアンケート・聞き取り調査
チャートの外側にあるもの、つまり「人」のデータも集めます。退場を経験した方への聞き取りや、資金管理のやり方についてのアンケートなど、数字にしにくい体験を、数えられる形に整えて公開していく予定です。
検証の作法:サンプル数・期間・条件を必ず明示します
検証には最低限の作法があります。当研究所のレポートでは、次の3点を必ず本文に明記します。
- サンプル数——何回分・何人分のデータか
- 期間と対象——いつからいつまで、どの通貨ペアか
- 条件——どんなルールで数えたか、例外をどう扱ったか
そして、検証の結果「はっきりした傾向は見られませんでした」となった場合も、そのまま公表します。うまくいった話だけを並べたら、それは研究ではなく宣伝になってしまうからです。むしろ「負けやすい条件」が見つかったときこそ、FXの資金管理を考えるうえで宝物のような情報だと考えています。
これから公開していくテーマの例
- 退場経験者100人調査——資金を失った方は、何年目・どんな場面でつまずいたのか
- ゴールデンクロスは本当に機能するのか——主要通貨ペア・過去10年分の集計
- 「損切りできない」心理の実態調査——トレード心理の記事と連動
- スマートマネーコンセプトの主要パターンの出現頻度——SMCの解説と連動
私たちの立場:投資助言ではなく、研究と教育のために
最後に、いちばん大切なことをお伝えします。当研究所のレポートは、特定の売買を勧めるものではありません。「こう動くから買いましょう」ではなく、「過去のデータではこういう傾向がありました」という事実の共有までが、私たちの役割です。
判断は、いつでも学んだご自身の手の中に残ります。だからこそ、判断の材料になるデータは、できる限り正直に、条件つきでお渡しします。それが波動シグナル研究所の検証方針です。
研究レポートの数字を読み解く準備として、まずはFXの基礎知識まとめから読み進めていただくのがおすすめです。データと一緒に、一歩ずつ相場を研究していきましょう。
