波動シグナル研究所です。
「高値が2回きれいにそろったので、ここが天井だと思って売ったら、少しだけ上に抜けて損切りになりました」
「SMCの解説で、イコールハイは狙われやすいと書かれていたのですが、どういう意味なのかがよく分かりません」
そろった高値や安値は、チャートの中でもとくに目に留まりやすい形です。
この記事では、SMCがこの形をどう読むのかを、注文が集まる理由と、一般的なチャートの読み方との違いから順番に整理します。
イコールハイ・イコールローとは
結論から言います。
イコールハイ・イコールローとは、ほぼ同じ高さに並んだ2つ以上の高値や安値のことです。
英語の Equal Highs・Equal Lows を略してEQH・EQLとも呼ばれ、SMCでは流動性、つまり注文がたまっている場所の目印として扱われます。
たとえるなら、同じ高さで2回はね返されたボールを見た人たちが、そこに見えない天井があると思い込む状態です。
みんなが同じ場所を天井だと思うほど、そのすぐ外側に、それぞれの注文が自然と並んでいきます。
注文が集まる理由
高値が2回そろうと、多くの人がそこを抵抗として意識し、その下で売る人が増えていきます。
その人たちの損切りの注文は、そろった高値のすぐ上に置かれやすくなります。
同じ場所の少し上には、上に抜けたら買おうと待つ人の逆指値の注文も並びます。
売った人の損切りも、抜けを待つ人の新規の注文も、どちらも約定すれば「買い」になるため、そろった高値の外側には買いの注文が厚く重なりやすいわけです。
イコールローはこの逆で、そろった安値のすぐ下に、売りの注文が重なりやすくなります。
ダブルトップとの違い
そろった2つの高値は、一般的なチャートの読み方ではダブルトップと呼ばれ、2回止められた抵抗として見られることが多い形です。
SMCは同じ形を見ながら、抵抗かどうかより先に「外側にまだ取られていない注文が残っている場所」として読みます。
そろった高値・安値は、壁であると同時に、注文のたまり場の目印でもあります。
きれいにそろうほど多くの人の目に留まり、そのぶん外側に重なる注文も厚くなりやすいと考えるのが、SMCらしい見方です。
注文のたまり場という考え方そのものの全体像は、スマートマネーコンセプトの全体像をまとめた教科書で整理しています。
見つけ方と許容幅
実際のチャートで、高値や安値が1ポイントの狂いもなくそろうことはほとんどありません。
ですから、どこまでの差なら「ほぼ同じ」とみなすのか、その許容幅を先に自分で決めておくことが大切です。
たとえば「同じ時間足で目立つ高値や安値か」「2つの差がふだんの値幅より十分に小さいか」「まだ外側を抜かれていないか」の3つを、条件として文章で書き出しておきます。
そのうえで過去チャートに当てはめていけば、見つけるたびに判断がぶれることを防ぎやすくなります。
