波動シグナル研究所です。
「いろいろな手法を試してきたけど、自分に合った手法がわからない……」
「負けるたびに手法をコロコロ変えて、気づけば聖杯探しみたいになっている」
「仕事で日中はチャートを見られないのに、なにを基準に選べばいいの?」
保有時間や取引の進め方によるトレードの「型」
の分類は、トレードスタイルと呼ばれています。
選ぶのに才能やセンスはいりません。
必要なのは、自分の生活を知ることだけです。
自分に合う手法は相性で決まる
結論から言います。
自分に合った手法とは、いちばん優れた手法ではなく、あなたの生活と相性のいい手法のことです。
靴にたとえるなら、サイズ選びです。
どんなに高機能なランニングシューズでも、サイズが合わなければ走れません。
足が痛くなって、走ること自体がいやになります。
手法も同じです。
性能をくらべる前に、生活時間・性格・資金量という自分の「サイズ」
を測る——順番はこちらが先です。
ランキングの上から順に試すのではなく、自分の暮らしに収まる手法だけを試す。
これだけで、手法探しの旅はぐっと短くなります。
手法選びで迷子になる理由
多くの人は、勝率や成績が良さそうな順に手法を選びます。
じつは、ここが迷子の入り口です。
どんな手法にも、調子の悪い時期(連敗)は必ずあります。
生活と合わない手法だと、この時期に無理が重なって、続けること自体がつらくなります。
日中に見られない人が短時間勝負の型を選べば、かんじんの時間帯に画面の前にいられません。
眠る時間をけずってチャートを見れば、判断も乱れます。
しかも途中でやめると、その手法が本当に合わなかったのかも分かりません。
検証が終わらないまま、また次の手法へ——これが「聖杯探し」と呼ばれるループです。
「この手法はダメだ」と感じた原因は、手法ではなく相性だったのかもしれません。
これは意志の弱さではなく、仕組み上そうなるのが自然です。
手法を絞る3つの質問
次の3つの質問に1行ずつ答えるだけで、候補は自然に絞れます。
紙に書き出してみてください。
質問1:見られる時間帯
チャートを見られるのは何時から何時か、週に何回かを書きます。
保有時間が短い型ほど、決まった時間に画面の前にいる必要があるからです。
手法は保有時間の長さで、数秒〜数分の型(スキャルピング)、その日のうちに終える型(デイトレード)、数日〜数週間の型(スイングトレード)などに分かれます。
たとえば夜の1時間しか見られないなら、その時間内に完結する型か、見る回数が少なくてすむ型が候補です。
見られる時間に合わない型は、この時点で外れます。
質問2:持っていたい長さ
こちらは性格の質問です。
ポジションを持ったまま、安心して眠れますか?
翌日まで持つと気になって仕事が手につかない人もいれば、画面に張り付き続けるとぐったり疲れる人もいます。
どちらが正しいという話ではなく、安心して続けられる保有時間は人によって違う、というだけです。
質問3:資金と1回の損失
最後はお金の質問です。
保有が長い型ほど値動きの幅が大きくなるため、損切りまでの幅も広めに取ることになりやすいです。
たとえば資金10万円で「1回の損失は2%=2,000円まで」
と決めたとき、損切り幅が2倍広い型を選ぶなら、取引量(ロット)は半分にします。
この計算に無理が出る型も、候補から外れます。
なお、ここで選んでいるのは手法の「型」です。
手法がどんな部品(環境認識→シナリオ→エントリー→決済→検証)でできているかは、FXの手法の選び方と全体像で整理しています。
選んだ手法の試し方
候補が1つに絞れたら、最小の取引量(またはデモ)で、決めた回数だけ試します。
回数を先に決めるのは、連敗のたびに乗り換えるループへ戻らないための約束です。
回数はご自身で決めてかまいません。
大事なのは「決めた回数までは乗り換えない」という一点だけです。
試している間は、勝ち負けよりも無理なく続いたかを記録してください。
眠れたか。
決めた時間に見られたか。
損失は想定の範囲内だったか。
3つとも「はい」のまま続いた手法が、あなたに合った手法の第一候補です。
合わなければ質問に戻って選び直せばいいし、生活が変われば合う手法が変わるのも自然なことです。
