波動シグナル研究所です。
「相場から何を読み取ればいいのか分からない」
「FVG、オーダーブロック……種類が多すぎて、結局どれを使えばいいの?」
「情報が多すぎて、整理しきれない」
大口の注文が残した痕跡を手がかりに相場を読む考え方は、スマートマネーコンセプト(SMC)と呼ばれています。
安心してください。
足りないのは用語の知識ではなく、使う「順番」だけです。
SMC手法の手順は1本の流れ
結論から言います。
SMC手法は、①構造→②流動性→③待つ場所→④誘い込み確認→⑤1行シナリオの順番で、毎回同じように回す通し手順です。
迷いの正体は、用語の数ではありません。
覚えた用語を使う順番が決まっていないこと——それだけです。
料理にたとえるなら、材料をいくら揃えても、入れる順番が決まっていなければ同じ料理は作れません。
逆にレシピが1枚あれば、毎回同じ味を再現できます。
SMCの源流は、2000年代にMichael J. Huddleston氏(通称ICT)が体系化した手法群だと、海外の分析メディアATASなどで紹介されています。
必要なのは新しい用語ではなく、このレシピにあたる手順書です。
5つのステップに見えても、枝分かれはしません。
流れは1本だけ。
だから迷いにくいのです。
まず構造と流動性を読む
前半の2ステップで読むのは、「どっちに動きやすいか」
と「誰のストップを狙って動きやすいか」の2点です。
ステップ1:構造を読む
高値と安値が切り上がっているか、切り下がっているか。
まずはこれだけで、いまの流れを確かめます。
BOSは流れの方向に節目を更新した継続の印、CHoCHは流れと逆方向に節目を破った転換の印——この手順では、この1文ずつの理解で足ります。
ステップ2:流動性の位置を確認
流動性とは、損切りの注文(ストップ)が溜まりやすい、誰が見てもわかりやすい高値・安値のことです。価格はこうした場所に引き寄せられやすい、と考えて位置に印を付けます。
進め方は、上位足で構造を確かめてから下位足で入り口を絞る、というマルチタイムフレームの流れが一般的に解説されています。
4時間足→15分足といった組み合わせは、あくまで一例です。
「相場から何を読み取ればいいのか分からない」——大丈夫です。
前半で読むのは、構造と流動性の2つだけです。
待つ場所を決めて誘い込みを疑う
後半の2ステップは、「どこで待つか」を決めて、「その場所は本物か」を確かめる工程です。
飛び乗りではなく、待ち伏せの型を作ります。
ステップ3:OB・FVGで待つ場所を決める
オーダーブロック(OB)は反転の起点になった最後の逆方向ローソクの帯、FVGは急な値動きで生まれた価格の空白です。どちらも「価格が戻ってきやすいゾーン」として、先にチャートへ印を付けておきます。
「種類が多すぎて、どれを使えばいいの?」という声には、こう答えられます。
この手順で使うのは、OBとFVGの2つだけでいい、と。
ステップ4:誘い込みをチェックする
入る前に、自分へ1問だけ聞きます。
「本命ゾーンの手前にある浅い押し(誘い込み)に、先に釣られていないか?」
手前の中途半端な押し目は、本命のゾーンへ届く前の誘いになりやすい場所です。
この1問を挟むだけで、飛び乗りの多くを防ぎやすくなります。
ここまでに出てきた各用語のつながりと深掘りは、スマートマネーコンセプト(SMC)の全体像で整理しています。
シナリオを1行にして検証で回す
最後のステップは、①〜④で読んだことを1行の文章にまとめることです。
書式は「方向・待つ場所・見送り条件」の3点を、1文に入れるだけ。
たとえば「上位足は上方向。
安値の流動性を取ってOBに戻したら買いを検討。
OBを実体で割ったら見送り」。
この1行が書けない日は、入らない日です。
練習の始め方も決めておきます。
まずは過去チャートで、①→⑤を声に出してなぞること。
次にデモトレードで、同じ順番のまま試すことです。
検証で数えるのは、当たったかどうかではなく同じ順番で回せたか。
目的は、手順を体に入れることだからです。
「情報が多すぎて整理しきれない」という悩みは、覚える量を増やしても解決しません。
覚える量はそのままで、順番を1本にする——それがSMC手法のやり方です。
