波動シグナル研究所です。
「レバレッジ25倍って聞くけど、計算のやり方がよくわからない……」
「手持ち10万円だと、実際いくら分の取引ができるの?」
「ハイレバは危ないと言われたけど、何がどう危ないのか説明できない」
少ない資金を担保に、その何倍もの金額を取引できる仕組みは、レバレッジと呼ばれています。
むずかしそうに聞こえますが、使う計算式はひとつだけ。
電卓があれば十分です。
レバレッジとは何か
結論から言います。
レバレッジとは「取引金額が手持ち資金の何倍か」を表す数字で、取引金額÷証拠金で計算できます。
名前の由来は「てこ」です。
小さな力で重いものを動かすてこのように、FXでは預けた資金(証拠金)を担保にして、その何倍もの金額の取引ができます。
たとえば10万円を預けて100万円分の取引をしていれば、100万円÷10万円でレバレッジは10倍です。
外貨預金なら、10万円で持てるのは10万円分だけ。
同じ10万円が担保として働いてくれるところが、両替や外貨預金との大きな違いです。
そして日本では、個人口座のレバレッジは最大25倍まで。
金融庁の規制で2011年から続いている、どの国内口座でも共通のルールです。
つまり10万円なら、最大250万円分です。
レバレッジは、少ない資金で始めやすくなる半面、損失も同じ倍率で膨らむ両刃の仕組みです。
だからこそ、感覚ではなく計算で扱えるようになっておきたいところです。
レバレッジの計算式
覚える式はこれだけです。
レバレッジ=取引金額÷証拠金。取引金額は「通貨量×為替レート」で出します。
倍率・必要資金・取引量の話は、ぜんぶこの式の並べ替えです。
分からなくなったら、いつでもこの形に戻ってきてください。
式をひっくり返すと、「この取引には最低いくら必要か」も出せます。
必要証拠金=取引金額÷25。
上限の25倍をフルに使ったときに、最低限預けておくべき金額です。
「取引金額の25分の1=4%を先に預けてね」というルールだと考えると、覚えやすくなります。
たとえば75万円分の取引なら、75万円÷25で3万円です。
必要証拠金を計算してみる
実際にやってみましょう。
1ドル=150円のときに、米ドルを1万通貨(1万ドル)買う場合です。
まず取引金額。
1万通貨×150円で150万円分の取引です。
次に必要証拠金。
150万円÷25で6万円。
口座に6万円あれば、150万円分の取引を「持てる」計算になります。
レートが動けば取引金額も動くので、必要証拠金も日々すこしずつ変わります。
ぴったりではなく「ざっくり25分の1」と捉えれば十分です。
ただし、手持ち10万円で150万円分を持つと、レバレッジは150万円÷10万円で15倍。
証拠金ぎりぎりの取引は、少しの値動きでロスカット(強制決済)に近づきます。
ロスカットの細かい水準は口座ごとに違うので、まずは「ぎりぎりの取引ほど強制決済が近い」
とだけ覚えれば大丈夫です。
同じ10万円でも、1,000通貨(15万円分)にすれば15万円÷10万円で1.5倍。
「持てる」と「持っていい」は別の話——ここがレバレッジ計算のいちばん大事なところです。
通貨ペアやpipsなど、計算の前提になる用語は、FXの基礎知識まとめでまとめて整理しています。
倍率より実効レバレッジ
25倍という数字は「上限」であって、推奨値ではありません。
車の制限速度と同じで、上限まで出すかどうかは自分で選べます。
そして実際に何倍になっているかを決めるのは、口座の設定ではなく自分のロット(取引量)です。
手持ちに対して実際にかかっている倍率は、実効レバレッジと呼ばれています。
考える順番は「耐えたい値動きが先、ロットがあと」。
ここが決まれば、倍率は自然とあとからついてきます。
危険度を決めるのは倍率の上限ではなく、自分が選ぶロット=実効レバレッジです。
だからハイレバレッジを一律に怖がる必要も、逆に25倍を使い切る必要もありません。
耐えたい値動きに合わせてロットを先に決めれば、レバレッジは少ない資金を活かすための道具になります。
「いくら持てるか」を計算できる人は、「いくらまでにしておくか」も決められます。
次の注文の前に、一度だけ電卓を叩いてみてください。
